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水道水が危険って本当?本当に飲水として適しているか

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日本は綺麗な水道水がある数少ない国の一つですが、「水道水は危ない」、「飲むとがんになる」と耳にしたことのある方も多いかもしれません。特に飲水について近年、ウォーターサーバーを取り扱う会社がこぞって水道水よりミネラルウォーターを勧めるケースが多く見受けられます。
しかし、本当に水道水は危険なのでしょうか?

ここでは水道水の危険性をご説明します。

水道水の基準

それぞれのご家庭に流れる水道水は、厳しい基準をクリアした水だけです。

塩素消毒の必要性

塩素消毒は細菌などの病原微生物を消毒する大切な役割があります。水質の基準は厚生労働省によって定められ、51項目で構成されています。例えば、WHO(世界保健機構)の基準であるクロロホルム含有量は0.2mg以下ですが、日本の基準は0.06mgと非常に厳しくなっています。
また、蛇口をひねって出てくる水の残留塩素濃度は0.1mg/L以上維持するよう決められています。消毒が原因で人体に悪影響を及ぼすことはないと東京都水道局は発表しています。

水源

日本における水道水の水源は河川水などの地表水が7割、残りの3割が伏流水・地下水になります。伏流水とは、地表水が砂層の中に浸透して流れる水を指します。この水は地中で自然にろ過されるので、地表水よりも水質が良く、あまり濁っていません。

水道水の危険性

水道水を飲む時にカルキ臭がすることがあるのですが、この匂いは残留塩素によるものです。残留塩素は塩素消毒を施した浄水場から離れるほど減少していくため、浄水場に近い場所から出てくる水は残留塩素の濃度が高くなります。

肌が乾燥する

残留塩素濃度が高いと、肌が乾燥したりかゆみが出たりする可能性があります。人によっては、肌を保護する機能が低下することで肌が刺激を受けやすくなり、肌トラブルを起こすことも考えられます。特に、肌の弱い方は注意する必要があります。

がんになる?

水道水にはトリハロメタンという物質が含まれています。トリハロメタンとは、塩素と水中の物質が化学反応してできる化合物の一種です。昔は浄水処理が未熟で、水道水にはトリハロメタンが多く含まれていることはありましたが、現在は浄水処理が進歩したため大幅にトリハロメタンは減少しています。この物質に含まれる60%以上がクロロホルムで発がん性があるとされていますが、水道水を1日3リットルを70年間飲んだ時、10万人に1人の確率でがんを発症する程度となっています。そのため、トリハロメタンによってがんを発症するリスクは非常に低いと考えられます。
余談ですが、トリハロメタンは水道水を煮沸することで取り除くことができます。ここで大切なのが沸騰させる時間で、煮沸してから5分以内に火を止めてしまうとトリハロメタンは逆に増えてしまいます。そのため、10分以上沸騰し続ける必要があります。

貯水タンクによって水道水が汚れる

あなたの家にある貯水タンクは綺麗でしょうか?貯水タンクは年に一度メンテナンスすることが義務付けられていますが、もし貯水タンクのメンテナンスがされていない場合、蛇口から出てくる水から嫌な匂いがしたり汚染されていたりする可能性があります。

それでは普段、飲水として使うなら水道水で「正解」なのか

水道水の消毒として使われる水道水は安全に水を使用するためにどうしても必要な物になります。これがなければ私たちは水を飲むどころか、他の用途でも水を使うことが難しくなってしまうでしょう。残留塩素の独特のにおいが安全の証拠でもある、と考えれば合点がいくかもしれません。しかし、それも危険性が0になったことを示すものではないことも確かです。
もしどうしてもあの特有のにおいが気になるということであれば、ウォーターサーバーを取り扱う各社から販売されている水を飲料水として使用することをおすすめします。月々のコストはかかってくることは確かですが、名水が湧き出る土地から直接、水を自宅に運んでくれるため、水道管や貯水タンクのリスク、塩素のにおいとは無縁となります。
今一度、自分の水生活を見直してみてもいいかもしれませんね。

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